トレインスポッティング

★★★★☆

1996年 イギリス
監督:ダニー・ボイル
出演: ユアン・マクレガー、ユエン・ブレムナー、ジョニー・リー・ミラー、 ロバート・カーライル


なんといっても、ジャンキーたちの描写がリアルすぎます。ユアン演じるレントンは意外と細いというかやせてるし、スポットとかマジにひょろひょろだし。
そして、みんなで薬ってるアパートに赤ちゃんがいたのを見た瞬間に、ああ、この子死ぬなぁと思ったら思ったとおりになりました。
レントンがラリってるときの幻想がすごくリアルで、ああ、こういう風に見えるんだなぁと納得させられてしまいます。
座薬をトイレの中から拾うシーンとかは、あれ、実際だったら・・・と思うとクスリって怖いと思います。
映画の中のファッションはとても好きです。時代を感じますが、そのときのオシャレさんという感じですね。
でも、ファッションも音楽も映画の中で少しづつ変わっているのをみて、時代の流れを感じます。
ユアン・マクレガーはこれが出世作と言うのもあって初々しいですが、演技はかなりリアル。
実際に薬ってそうで怖いです。細いしね。
ロバート・カーライルをどこかでみたことあるなぁと思ったらフル・モンティのおじさんでした。
見終わった後何かが残ると言うタイプではないのですが、雰囲気を存分に楽しめました。こういうの結構好きです。(伸ちん)

労働者階級の人達はこんな生活をしていたんだなあと思いました。ドラッグに耽っているレントンを両親は見捨てていないっていうのが少し不思議な印象を受け ました。
冒頭のまっすぐな疾走シーン、レントンの部屋の電車柄の壁紙、時折聞こえる電車の音から成る程、タイトルの内容が現れているなと感じました。電車はレント ンのメタファーなのかな?引きずり落とされそうになったり、速度を落としたりしながらも死に向かって走り続けている。ドラッグは”加速”するための手段。
ドラッグがもたらす幻想は”沈み込む”ものばかりで、浮遊感は感じられませんでしたが、音楽と映像が相まってトリップしているような感覚になりました。あ のトイレに沈んでいく映像は傑作だと思います。
ジョニー・リー・ミラーが破滅的な美しさをしていて綺麗でした。ダークヘアーの男の人がプラチナ・ブロンドに染めているのが好きです。どこか退廃的な雰囲 気を醸し出しているような気がして。
原作者のアーヴィン・ウェルシュの本を一度読んだことがありますが、これの原作も多分似たような感じなのだろうなと思います。読んでみてもいいかもしれま せん。(碧)