| クリムト
★★★★☆ 2006年 オーストリア/フランス/ドイツ/イギリス 監督:ラウル・ルイス 出演: ジョン・マルコヴィッチ、ヴェロニカ・フェレ、サフロン・バロウズ 始まって10分ほど立った地点でこれはストーリーを追ってはいけない映画なんだと気付き、雰囲気を愉しむ方に比重を置きました。死に瀕する画家の走馬灯の ような内容でした。 クリムトの絵は金箔を使っているものが特に好きです。映画の中で、ミディに乱暴に部屋のドアを閉められてしまったために金箔が舞い上がってしまうシーンが あ り、印象的でした。 誰の台詞かで、 “古いものは永遠に壊し続けなければならない 新しいものに道を譲るために” という一節がありました。これは普遍的なことですよね。 保守的なウィーンを出なかったらクリムトの絵画がここまで有名にはならなかったのかもしれない思うと、運命は不思議だと思います。 これはある程度見る側に知識があることを前提にしている映画だと思いました。そうでない人が見ると、多分さっぱりわけの分からない状態になるんだと思いま す。尤も碧が見ても、あちこち分からないところはありましたが。 ジョン・マルコヴィッチはしっくりと役に馴染んでいたと思います。最後に彼が出ていた映画を観たのは「エラゴン」かな?あと、彼の画友シーレ役の俳優さん の指が長くて、骨ばっていて綺麗でした。 映像は美しかったし、精神的にもいい充電になりました。(碧) |